わたしが担当しているお宅で「あ、このママはうまく家庭教師を利用しているな!」と思う事例をご紹介します。
この事例のママさんは、フルタイムで会社員をしている方です。
カテキョの使い方!家庭教師をうまく使うコツ!
とある日の家庭教師の時間、勉強を始める前にママさんから相談がありました。

あの子この間のテストで、こんな簡単な問題ができなかったんですよー💦
わたしが聞いても、どうしてできなかったのか、全然分からなくて…

では今日、そこも見させていただきますね。
勉強が終わり、最後にママさんにわたしからご報告しました。

えーと、◯◯さんは「△△△△の部分を理解してなかったので」その問題ができていませんでしたね。

えー、そんなところができてなかったんですかー!?

原因の部分の理解はもう今日で大丈夫です。あとは何度かフォローアップ復習しておきますね♪

いつもどおり、よろしくお願いします❤
「問題ができなかった」とき、実はその理由はいろいろあります。
その中でも今回は「勉強の本質的な部分」のお話しをしたいと思います。
勉強は蓄積されるもの

新しく勉強することは、以前に勉強した知識を土台にして、どんどん積み上がっていきます。
コツコツと継続して勉強することで、その土台は高く強固になっていきます。
しかし、

勉強をしていくなかで、理解をおろそかにしている箇所があると、あとあと影響が出てきます。
できない根本の原因は、実は「本人は分かったつもり」だったり、うまく理解できなかったので目をつぶって「ほったらかし」にしてしまったものだったりします。

分からないことを「分からない」とはっきり言える子は、ほとんどいないので、仕方ないですね💧

人から「えー、そんなことも知らないの?」とか言われるのは、誰でもイヤですよねぇ
「あとでやろう」と思っていても、すっかり忘れちゃうのが人間です。
家庭教師の役割
家庭教師は「客観的にお子さんの勉強の状況を把握でき、付き合いも長くなると気持ちや感情も読み取れる」ので根本の原因をすばやく察知することができます。

家庭教師の役割としては、
- ①:原因となる部分を見つけて、その根本を生徒さんに理解してもらう
- ②:勉強の影響範囲を見定めて、しっかりとフォローアップする
ということが重要になります。
そういう意味では、
- 塾は、新しいことを先取りして勉強したり、量をこなすのに向いている
- 家庭教師は、勉強や成績が伸び悩む「根本の原因を取り除く」のに向いている
と言えます。
個別指導の塾もありますが、完全な担任制ではないので「根本の原因を取り除く」のは家庭教師のほうが効果的だと思います。
家庭教師の勉強が定着すると
このママさんに初めてお会いしたころを振り返ると、ママさんは「仕事で忙しくしているせいで、子供の勉強を十分にみてあげれていない」という気持ちが強かったように思います。
そういう状況もあってか、お子さんに必要以上のプレッシャーをかけて勉強をさせようとしていた雰囲気も見受けられました。
その後しばらくして、家庭教師の勉強が軌道に乗ってくると、
- 子どもの弱点を家庭教師に伝えれば、そこをしっかり重点的に勉強させてくれる
- 家庭教師は勉強範囲を網羅して考えているので、ある程度まかせておくのが効率的
と考えていただけるようになりました。

「Mio先生ならまかせておいて大丈夫!」と思っていただけたことが、家庭教師として何より嬉しいことです(≧▽≦)
お子さん・ママさん・家庭教師、それぞれの人間関係も良好で「信頼感」があります。
お子さんも自立的に勉強することが増えました。
「勉強して蓄積する」ことを効率よくできる環境をつくり、維持していることが、お子さんの実力アップを大きくアシストしています。
まとめ
この事例での3人の役割を整理すると、
- ママさんの役割
- 弱点や強化したいところを、積極的・具体的に伝えている
- お子さんの役割
- 勉強を継続して、コツコツと成果を積み上げている
- 家庭教師の役割
- 最大限の成果を達成するようにアシストしている
それぞれの担当をしっかりこなす、チームのような感じですね。
このママさんは「家庭教師の役割をよく理解して、お子さんの勉強環境にうまく取り入れることができた」んだと思います。

この記事が「家庭教師ってどうなのかしら?」と思っている方の、参考になれば嬉しいです⭐
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
おまけ
仕事もやって主婦もやってとなると、ワーママはどうしても時間に追われる毎日です。
塾など夕方の送迎は、渋滞してしまったり、かなり面倒ですよね。
今回のママさんは、

カテキョの日は送迎しなくていいから、時間節約できて助かるわ❤
とおっしゃってました。
なるほど。塾ではなく家庭教師だと、そういう利点もあるんですね〜
うちも二人の子どもがいるので、もうしばらく送迎の仕事が続きそうです。。
ママはタクシーじゃないんだけどなー笑
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